先日、新国立美術館で「ルノワール展」を見たときに、
次回が「ダリ展」だと知ったので、絶対見に行こうと思ってた!
「ダリ展」
ダリと言えば、
「記憶の固執(柔らかい時計)(La persistència de la memòria)」
(出典:Museum of Modern Art)
時間と空間を超える何かを感じる。
そもそも、絶対的固形なものが溶けて見えたら?という発想がない。
普通、「何か絵を描いて」と言われたら、(・・・そもそも日常では言われないけどさw)
自分の目に見えるものを描写してしまうと思うんだけど、
シュルレアリストと言われる人たちの作品の中でも、
不可思議な感覚を呼び覚ます「デペイズマン」という手法を使った作品が好き。
でも残念ながら、
このダリ展では展示されない。。。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)に行かなきゃだな!
祝日に訪れたせいか、人も多く入場に約10分の待ち時間。
10分なので、わりとすぐに入れたけど・・・
とにかく中も人が多いので、見て回るのには2時間以上かかった。
待ち時間長くてもいいから、入場制限してほしいかも。。。
作品数はすごく多い!
第1章:初期作品
第2章:モダニズムの探求
第3章:シュルレアリスム時代
第4章:ミューズとしてのガラ
第5章:アメリカへの亡命
第6章:ダリ的世界の拡張
第7章:原子力時代の芸術
第8章:ポルトリガトへの帰還 - 晩年の作品
時代の流れに沿って展示してあるので、
見る側からするととてもわかりやすいが、
ダリはこの展示の仕方を好まなそうw
そして、特に第3章のシュルレアリスム時代あたりから、
ダリらしい?!作品が並ぶせいか、人も多いしぜんぜん進まない。
映画を作ったりもしていて、
「アンダルシアの犬」という作品が一部放映されていたけど、
なかなか衝撃的な上に、脈絡のないストーリーで構成されているので、
はい、凡人には到底解釈できません。
淀川長治さんの解説付き、観てみたい!!
ダリって個人的には端整な顔立ちだと思うし、
さぞかし遊び人だったんだろうなぁーって勝手に想像してたけど・・・
妻として選んだのは、10歳年上の「ガラ」という人妻で、
そのガラのほうが男の魅了する魔性の女ということを知って驚いた!
そんなガラをモデルに描いた作品は数多くあるけど、
その中で「ポルト・リガトの聖母」は、
普段、福岡市美術館に展示されているようで、
博多女的に愛着が沸いた作品。
美人なタイプではないと思うけど、魔性なところ・・・
ダリよりもガラが気になったwww
ダリのトレンドマークでもある髭やアメリカへの亡命など、
プロデュース力が優れていたようで、
1982年にガラが亡くなって以降、ダリは作品を生み出せなくなったそう。
ガラはダリだけでなくシュルレアリスト達の中でもなくてはならないミューズのような存在だったらしいので、
彼女なしでは、シュルレアリスムのすばらしい作品たちが生まれなかったかもしれないと思うと、
私にとってもなくてはならない存在w
唯一撮影可のスポット
メイ・ウエストの唇ソファ
ココも撮影するのに並んだ。。。
ほんとうはたくさん撮影したいのに、
次の人が待ってるからぜんぜん満足に撮れなかった。。
出口にはお土産コーナー
とにかく人の多さに負けて、ポストカードしか買わなかった。。。
12/12まで新国立美術館で開催されているので、
お時間ある人はぜひサルバドール・ダリの不可思議な世界へ
コメント